
2016年12月22日、ビットコインの時価総額は140億ドルを超え過去最高となったぞ。
海外ではビットコインなどの仮想通貨はすでにポピュラーなものとなっているぜ。
新興国ではそもそも銀行がない地域も少なくないんだ。
ビットコインはネット環境さえあれば送金ができるし、費用も安価なんだ。
出稼ぎ外国人にとっては自分の国へ送金する手段としては、必需品になる日が来るかもしれないぜ。
日本でも今盛り上がってきているよな。
そんなビットコイン関連銘柄について見てみよう。
ビットコインで何ができるのか?
ビットコインでできることは、通常の通貨と同じだ。
ビットコインは仮想であるということだけでいつも使っているお金と一緒なんだぜ。
通貨なので、円やドルと同じようにお金であることに変わりはない。
円やドルのように、BTC(ビットコイン)という単位がついているぞ。
円やドルとの決定的な違いはなんだろう?
それは、通貨を管理する中央銀行が存在しないということだ。
円には日本銀行があるけれども、ビットコインにはそういう組織は存在しない。
どこの国も、企業もビットコインの発行や流通には関わっていないんだ。
じゃあ誰が関わっているのか?ざっくりいってしまえば、「ビットコインの利用者全員で管理している」ということになるな。
P2P(ピア・トゥ・ピア)というネットワーク技術を使って全員が対等にの立場になってやりとりすることができる。
そんなことができるのか?と思った人もいるかもしれない。
でも身近に同じようなサービスがあるぜ。
スカイプ(Skype)だ。なんだスカイプと同じかと思ったらしっくり来るんじゃないかな。
ビットコインと金(ゴールド)は似ている?
ビットコインは、金に例えると理解しやすいと言われてるぜ。
- 金は各国の中央政府によって発行されるものではない。
- 金の価値に国が責任を持ってもくれない。
- 完全に市場の判断に委ねられているってことだ。
- 世界中の誰もが金には価値があると認めている。
他にも似ている点があるから簡単に説明していくぜ。
発行量が決まっているということ
ビットコインの総量は2100万BTCで、金の総量は約21万トンと言われている。
金もビットコインも発行量が決まっていて上限があるということが価値を支えているんだな。
「採掘」(マイニング)により発見されるってこと
金の採掘はつるはしがイメージされるけどビットコインの採掘は参加者が高性能コンピュータを使って探していくもの。
実際にビットコインを新たに発見していく作業のことを金の採掘にひっかけてマイニング(採掘という意味)と呼ぶんだ。
金の価値は、採掘にかかる労力が基本となっているけどビットコインもマイニングにかかる電力などが価値の源泉になっているぜ。
なぜ、ビットコインが注目されているのか?
2016年12月23日現在、ビットコインはドルに対し上昇し、週間ベースでは6月以来の大幅高になろうとする勢いだ。
ロシアの駐トルコ大使殺害や死者12人を出したベルリンでのトラック突入テロの発生を受け、一斉に代理資産を求める需要が高まったことが背景にある。
欧州一の経済大国であるドイツでも、テロの脅威にさらされるんだから日本はつくづく安全な国だって思うぜ。
それに、ドナルド・トランプが米大統領戦に勝利したことでアメリカの金融引締めペースが加速する見通しがたった。
そうなれば中国人民元に圧力がかかっていくので、ますます中国でのビットコインの需要が高まってくることでビットコインの価値がさらに高くなるはずだ。
今のうちにビットコイン関連銘柄をチェックしたほうがよさそうだな。
ビットコイン関連銘柄 株ファイター注目銘柄
<6172> メタップス
メタップスというとビットコイン関連というよりも決済サービスや人工知能の会社として有名だ。2016年10月にはみずほ銀行と提携しFIntechの決済サービスを開発するニュースが流れたとき、株価はストップ高になった。
佐藤航陽社長はビットコインにも興味深い言及をしており注目だ。
ビットコイン関連銘柄 本命
<3696> セレス
国内最大手のビットコイン取引所bitFlyer(ビットフライヤー)と提携しビットコイン送金サービス「CoinTip」を開始した。
CoinTipはSNS上で気軽に少額のビットコインをチップとして上げることのできるサービスとなっています。
普及すればビットコインの敷居が下がっていくことが予想できるな。
<8508> Jトラスト
ビットコイン事業に本格参入すべく、連結子会社をシンガポールに設立した。
Jトラストは資本金・時価総額ともに、ビットコインを扱う企業としてはアジア圏で最大規模だ。
安定的なサービスを提供できる会社が参入してきたことは大きいぞ。
<6180> GMOメディア
ビットコインでオンラインゲームの有料アイテムを購入できる施策を打った会社だ。
オンラインゲームとビットコインの親和性は非常に高く、決済手数料が安いビットコインでの購入が増えればもっと収益が上がると予想できるはずだ。
ビットコイン関連銘柄 中穴
<3807> フィスコ
運営するフィスコ仮想通貨取引所ではビットコインだけでなくモナコインも取引できる。
モナコインとは2ちゃんねるのソフトウェア板の住人によって開発された日本初の暗号通貨でホリエモンも注目しているぞ。
そういう通過をいち早く扱う柔軟性は企業として評価できるぜ。
<8732> マネーパートナーズグループ
「Kraken」名義でビットコイン取引所を世界的に運営する米Paywordと業務提携するなど積極的に動いている。
マネーパートナーズグループの奥山社長はビットコインの法整備など、未来に向けて取り組んでいることから今後も注目したい。
まとめ
海外に比べて、日本ではビットコインの普及は遅れており今はまだ投機の面が強い。
日本のように通貨がしっかりした国だとビットコインに頼る必要が無いからだろうな。
でもこれだけ世界がビットコインに注目していれば日本も使わざるを得ない状況になっていくだろう。
国際送金などに、ビットコインが日本でも使用される日は近いはずだ。